高揚することの効用

かけ合わせを書きたかっただけである。高揚しているので書く。風呂で本を読むことが多いのだが、今読んできた本はかなり高揚したのであった。

伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力

あまり本の内容には関連がないのだが、受け取ったメッセージとしては以下だ。

• 短期的な学びは身にならない。ゆっくりかんがえようや
• 学んでて横道それるのOK
• まなぶとあそぶがシンクロするといいことあるよね
• 読書とかして語らい合ってその場を共有するのって豊穣たまらんよね

というあたりだった。6割くらいしか筋はあっていません。関連して思ったことが感想文であり日記であります。
学問の学びを否定するわけではないが、どうもそこには乖離がありますよなあとおもうことが増えていた。求道的に学ぶことだいじ、たしかに大事。一方で、原理的なまなびの楽しさってやつがおざなりになってんじゃねえか問題があるのだと思った。これはこどもに限らず。
だが、たいていの人にとってはそこまで求道的に「学問」として学ぶもんでもないだろう。ここでもっと広義に解釈をすれば、趣味でもなんでも内発的にうわーとか高揚して人に話したくなって感染させるという教え学びというのがありんこなのではないかと思ったのだった。
国家、思想、ヘゲモニー、格差社会オーライ、そんなこんなはいろいろあるだろう。ある。あるが、万人が小難しことを考えている暇もなければそこに動機もなければ不毛なイシューである。そんなものはロバに食わせておけば良い。ぼくペンギンです。ってなもんだ。(・∀・)
それはそれとして、今求められているのは、人類の遺産なり、共同性となるようなコンテンツ（あえてうすっぺらく便宜的につかう）を媒介して語らうことの高揚が効用あって豊穣なのではないかということだった。平たく言えば、YMO基地外なニューアカ世代に、おいこらロスジェネとかゆとりとか悟り世代にわかるように魅力かたって感染させてみろや(・∀・)ということが出来たらそれはいいよねということだった。別にAKBでもいいけど。
あえてデンツー的なワーディングすれば語りのプラットフォームつくってみろということだった。そこで流通するカネとか優劣の差みたいなのでなくて居酒屋談義だ。素人談義、床屋談義だ。どこかの先生が3Kとして広告、観光、教育は知的格差なく誰でも持論をぶてるという批判をしていたが、俺なんかは体系立たないのが宿命なのでオールオッケーってなもんである。居酒屋談義、ええじゃないか。オッサンサラリーマンゆとり、みんなしたいのが居酒屋談義なんだというのが大きな気づきなのであった。
そこで語らう趣味なことがモデストに倫理的に他者を動機づけるという目的にのみ原理的であればあとはオッケーなのではないかということだ。いばるやつ、まあいばってもいいけど、君等にはわからんだろうけどな感じのやつ以外はオッケーなんだろうということを思った。
と、いうわけで、なにがそうだかわからないが、年をとった効用もわかってきた。ドグマに作法がつくということだった。若い時は他の人の意見とか好みが味わえる余裕なかった。まあいまは悟り世代ならそういうの相対化出来ていいですよねヽ(´ー｀)ノって感じなんだけど、草食でもないsabraで巨乳アイドルが売れてる世代はまだまだ欲望がわかりやすい時代だったねな時に青春だったから、モーマスとカヒミ・カリィとかがオシャレなだけでウザいとしか思えなかった俺だったしCorneliusはロックじゃねえとか思ってたけど今ならそれも受容出来る。まあ好みではないが。
そんなこんなで人類の遺産たるカルチャーなりなんなりを語らうということを真正面から奨励してみたい気持ちになったので日記を書いた次第だった。
やはり体系立たないのは原理的宿命ながらにその道もありんこではないかと教わった次第だった。灘が特別なのかは愛知の管理教育で育ってシマタ身には一生わかんない。というわけで豊田市みたいな名前変更を望むようなメンタリティは信用出来ないね関西のなんとか市さんと思うわけだった。

追記

こちらもさらりと冒頭のみ目を通した。世界を祝福する文章、ということなんだろうと思った。いまやあまりに希少ではないかと思われる。なんのための文章か、達意のため？そればかりでいいのかい？(・o・)

橋本治と内田樹