読書の冬ということで買い込んだ本とか

そろそろ読書の冬がやってきますた。秋はいい季節だけどこれだけさむくなってくると秋はどこかにあったのかしらとしか思えない。寒いのが昔は好きだったがもう今は暑いほうがいい。たぶんどんどんとしとってきたほうが垢抜けるからだと思ってる。人生はバランスだ。自意識カタマリの思春期から青年期にかけてをやってきたからこそのうすまりであると思ってる最近です。

さて、自意識的でない読書(読書は自意識的行為かもしれないがまあ厨二度低いってことで解釈してくれ)が多少は出来そうな頃合いなので冬にかけていろいろ物色してみた。今回はむしろ、いまの俺が自意識的なものが果たして読めるのかということで買ってみたのである。ジャンルはこういう感じだ。

  • 世間とかタテ社会とか日本的空気とか甘えの構造系
  • 都市社会
  • 幸福論
  • 孤独系
  • 公共哲学
  • ミヤダイ

孤独系

自意識系は意外と孤独系しかなかったかもしれない。とりあえず孤独系はこれだ。

孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)

孤独と不安のレッスン (だいわ文庫)

鴻上尚史とか読んだことなかった。この人演劇専修とばっかり思ってたらどうやら法学部か。まあいいか。SPA!のイメージしかないけどあえてかった。
「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

これかってみたら関連書籍で薦められたから買ってみただけ。

世間とか〜

これはまあ高校生の教科書的なものを懐かしんでの社会科学だ。

「世間」とは何か (講談社現代新書)

「世間」とは何か (講談社現代新書)

教科書で読んだようでちゃんと読んだことなかったなこれ。
タテ社会の人間関係 (講談社現代新書)

タテ社会の人間関係 (講談社現代新書)

こちらは高校1年の時に公立高校には珍しいインテリのセンセエが推薦してくれた。読んだけどその時にはあんまし理解できませんでしたね。ところで俺がちゃんと本読むようになったのいつかなとふと思った。大学以降かなあ。
あとは甘えの構造と空気の研究である。まあいいや。このへんは読んでなかったからと思ってこの際買った。

都市社会

都市社会系って意外と導入むずかしいのな。ポスモダ建築系とはまた違うし良いガイドが少ない気がした。都市社会学でもなく都市計画となるとガチだしうーんってことでお茶を濁してこれ。

東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)

東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)

陣内本は講談社現代新書で読んだ気がしたけどもうとおいむかしだし。
都市と社会はここに来てまたチェックしたくなったのでここらあたりは継続して行きたい。

公共哲学

いまさらのサンデルさんですよ。こっそりコミュニタリアン志向になったのでサンデルあたりから読んでみたいなと思ったのであった。帯がリベラリスト宮台先生ですが、たぶん、リベラルとコミュニタリアンはそこまで遠くはないと思う。言葉に引きずられるけど。その差異を見極めたくてコミュニタリアニズムを少し深堀たい時期。宮崎哲弥もちゃんと読んでなかったしなあ。M2今こそ読みたいのにぜんぶ売っちゃったなあ。

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

補足で小川氏の本などを。この手はむかし橋爪大三郎氏のとか曲って筒井康隆のが教科書だったなあ。そんときわかんなかったけど最近は少しずつわかってきたような気がしてる。
超訳「哲学用語」事典 (PHP文庫)

超訳「哲学用語」事典 (PHP文庫)

ちなみにあんまり期待してない。一番面白かったのは仕事辞めて大学のセンセイになれたよ!って本だったから。この人の新書系はあまり面白くない。地図を買った感覚だ。

幸福論

幸福は人それぞれだが、尺度としての幸福論を読みたかった。

幸福論 (岩波文庫)

幸福論 (岩波文庫)

ラッセル幸福論 (岩波文庫)

ラッセル幸福論 (岩波文庫)

ラッセルは恥ずかしながら知らないのでAmazonくんが教えてくれた。こいつ営業上手。
私的な幸福論を超えた幸福論ってのはあるのかねと。そんな感じで買った。

宮台センセ

むかし読んでた人間としては最近の政敵?との邂逅が涙モノである。芯があった人とは思想信条が違えどいいお相手になっているという感じか。知的プロレス時代の負の遺産ってことなんだろうな。

愚民社会

愚民社会

いやーきちんと大塚英志通ってなかったのが悔やまれる。著作凄いし。まあ手始めに宮台センセを補助線に大塚英志を捉え直してみよう。
あとは電通の子がしにたくなったということで、これを買うことにした。
暇と退屈の倫理学

暇と退屈の倫理学

見るからに死にたくなるが、最近はそこまで憑依しなそうなので眺める。
それにしてもAmazonプライム神だな。この便利さを知ってしまうと無料期間が終わっても続けそうだ。なつかしのカツマー化するかな。