首都大水越ゼミでお話しした

月曜日からお休みをいただいて首都大の水越先生(@mizkos)のゼミでお話ししてきたのだった。
水越康介 私的市場戦略研究室
水越先生はちょうホープの若手マーケティング学者である。俺だけが言ってるのではなくて、いろんな方が仰っている。書籍や書評でご覧頂いた方もいるかもしれません。あまりソーシャルメディアは学術的なアプローチで捉えられない中で先んじて研究もされているのであります。

で、首都大は都立大時代に一度いった程度だが、久しぶりに行ったら南大沢の開発が進んでてかなり郊外感あった。そして首都大といえば宮台センセである。別に会いに行ったわけではないが、生協にいったら最新刊が並べられていたので買ったりした。先輩が編集した滝本本もすげえ陳列だったのでお伝えしたりした。
そんなこんなでゼミ前にキャンパス散歩して楽しんでいたのだが、図書館には入れなかった。都民OKとか書いてたのに、他その大学所属とかうっかり言ったら入れません、となってちょっとおばちゃんにあたってしまった。人間的な作法としては後悔しているが、制度的には糞だなと思った。なんやそれ…都民というくくりは大学よりプライオリティ低いのか…公共性ってなんやねん…
良い図書館と目をつけていただけに残念である。まあ、公共大学なんてそんなもんさ(負け惜しみ)

で、なんとか気をとり直してゼミにのぞんだわけだった。先生の研究室はまた個性があって素晴らしかった。本棚、嗚呼こういう本棚を持つ職業になりたい…という憧れ感ある本棚であった。向後先生の部屋も素敵だったが、研究室はなにかが生まれる職人の工場(こうば)のような感じがある。先生の顔もみずに本棚を見たりしていたら時間になったのでゼミへ。

ゼミは学部3年生向けのもので一部4年生も来てくれていたものだった。優秀なマーケティング専攻の生徒相手になんか俺みたいなオッサンがいうことあるのかよとか思ったのだが、まあそれなりに楽しくお話した。

とりあえずIDに書きなおしたが本番はマスコミとかで働くということということで話させてもらった。id:takumauとタッグでお話しした。そういや俺10年マスコミなんだった。でも俺の中でマスコミっていうとテレビ局かブンヤしかイメージなくて出版社とか広告はマスコミって感じしないな。メディアのリーチ力でどうしても考えてしまうがまあいい。

講義中はパラパラと質問も頂いたが懇親会のほうがある程度気さくに話せたかなとは思う。とはいえ、まあ俺の立ち位置は半端なので、もはやマスコミではないので、takumauに集中してみんな話聞きにいってたかと思う。まあ俺は肉が食えたからいいや(・∀・)

あまりいい話が出来たかは自信がないものの、当人からすると、なんか話すの楽しいなあと思った。俺は早口で声も通りが悪いし聞き手にやさしくなくてごめんとは思うのだが、話しているとハイになるというか、プレゼンが好きとかじゃないが、ノッてくるなと思えた。準備とかには自信がないけど、教える仕事って結構いいなあと思えた。ちょっと夢だからそういう道もまだ考えてはみたいと思っている。

生徒さんたちはまあ首都大という優秀な大学のしかもリア充ぎみな経営学系のサンプルだけど、しかも水越ゼミは優秀で倍率高いのであるので偏っているかもだけど、真面目で優秀なんだろうなあと思った。ギャル男いなかったしおんなのこもかわいかった。(をい(・o・))
大学時代マーケティングがさかんらしい大学にはいたけどまったく違う学部だったしどんな人らかしらんと思ったんだけど、今時、というよりああ学生だなーと思った。おとなしいのかも。まあ俺のまわりで接点あった学生も激しいの多かったからそう思っただけかな。みんな就職むかえる時期で大変そうではあるけど、あの生徒ならどっか受かるだろう。
受かるうからないというよりは、もう少しながーくみるとこんな感じだよ、ということだけ伝えたかったので少しは余裕持ってやってくれたら嬉しいなと思った。
とりあえず、首都大は素敵だった。図書館だけが悔やまれるが(+_+)まあそれでもいい経験だった。ほんと。これは嬉しい経験になりそうだ。
とりあえず学生にはなんか読む本ありますかと言われたので、この3点セットをオヌヌメした次第だった。

宮台教授の就活原論

宮台教授の就活原論

まあ首都大の学生には基本だろう。とりあえず毒なので毒の耐性とか真実を知るためのツールとして。お利口なだけにならんようにという本。

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

最近読んで読みやすいし刺激を受けたので。社会で活躍しているオッサンの成長譚がいいのかもと思ったので、私の履歴書がいいんじゃね、という話をして、その中で最近面白そうなこれを例に出しただけだった。俺はこれ以外のシリーズを読んでないのだが(・∀・)

マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法

マーケターを笑うな! 「買いたく」させる発想法

広告×キャリアの人だし、ゼミ生はマーケティング専攻なのでマーケターってのがどんなものかわかりやすいのでこれで。広告代理店の話をよくした回だったけど、マーケターは企業にもいるものだし、むしろそっちのほうがマーケターっていうもんかねと思ったので、そういうものもわかる本を推薦した。

〜〜〜

それにしても、60くらいになって20そこそこの学生と接するというのもどうやるんだろうなーと想像した。全然できそうな気もするけど学生から避けられないだろうかと思ったりする…
水越先生は歳が近しいけどどんなふうに感じて教えてらっしゃるのかしら。きちんと聞けば良かったお。

水越先生とはまたぜひご一緒したいものであります。教えるだけじゃなくてまた仕込んでいることなんかで…ともうそうしながら明日からまた仕事がんばるぞとかたまには前向きに締めますかねえヽ(´ー`)ノ