震災とNPO

http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110725k0000e040015000c.html

 東日本大震災の被災地である岩手・宮城・福島の3県で、復興支援のためNPO(非営利組織)の法人格取得を申請した団体が計18に上ることが、各県への取材で分かった。欧米に比べNPOに対する理解が低いとされる日本だが、被災地では汚れた家屋清掃や仮設住宅への物資配布などで存在感を発揮している。ほかにも数団体が申請準備を進めているといい、活動はさらに広がりそうだ。

 被災地で支援活動を行う団体には、法人格を持たない任意団体も少なくない。しかし、岩手県NPO法人の震災復興事業に上限1000万円を助成する制度を創設するなど、NPO法人助成金を出す行政・民間団体が増えているため、取得申請が相次いでいるとみられる。内閣府も4月、復興に関連する団体の申請を優先的に審査するよう都道府県に通達している。

なるほど。行政の支援があると立ち上がる、ということで、やはり公共性を持つ以上は、行政や自治体から枠組みを考えることが不可分なのだろうか。
法人格を持たない任意団体とNPOの差すら素人にはわからない。メリット・デメリットはどこにあってなぜNPO化するのか、ブラックボックスとまではいわないがよくわからない世界である。たんに助成金ということのみにあらずとは思うのだが。