疑似家族とか選択縁とか

人力検索はてな
れいこんさんの質問がとても興味深かったのでいろいろ関連リンクを張ることなどにした。
選択縁、自分で血縁や地縁以外のものを築く、ということで上野千鶴子が唱えておりましたな。

DVDブック 上野千鶴子 東京大学退職記念特別講演 生き延びるための思想

DVDブック 上野千鶴子 東京大学退職記念特別講演 生き延びるための思想

この最終講義でも話していた。
これだったらid:reikonさんにお貸し出来るのである。東京オフィスの子にお渡ししようかしら。
あとは
今までのゲームは終わり、新しいゲームが始まっている。宮台真司が「よるヒルズ」とシェアハウスの未来を語る | みんなでひとり暮らし。 | ダイヤモンド・オンライン
宮台センセがシンペーさんと対談した記事。
synoikismos.net
シェアハウスと言えば社会学者、久保田裕之氏のブログ。Twitterもありますお。あとは古市氏の本とかでコンサマトリー化する若者、みたいなところが参考になるのではと思う。
絶望の国の幸福な若者たち

絶望の国の幸福な若者たち

まあこの辺はご覧いただいているかと思うが…

はてなならではのウェブ上の情報源のほうが価値になりそうな研究でもあるな。ウェブ上でのエスノグラフィカル(とはいわないか)な観察でいろいろケース化するだけでもおもしろそうだ。
ちなみに俺もシェアルームはしているが縁ではなくて、アソシエーションってことらしいと宣言されたので対象にしない。

アソシエーション (社会思想) - 共通の関心や目的などで集まった機能的集団。会社や非営利組織など。コミュニティの対義語。柄谷行人の思想においては、普遍宗教によって開示された「他者を手段としてだけでなく目的として扱え」というカントの格率のもとでつながる、資本=ネーション=国家を超えた組織(生産消費組合)であり、マルクスの「可能なるコミュニズム」のコミューンは、この意味でのアソシエーションに他ならない。
アソシエーション - Wikipedia

個人的には若者万人にとって望ましい変化とはあまり思えない。ネットで見えている表象が顕著なのでみんなそうかもと錯覚するのだが。とはいえ、7%の法則みたいなのがあって、7%がそういう意識になればそれが流行の兆しとかなんとか。どうしても郊外化社会に育った自分の生い立ちと重ねてしまうが、もっと地縁バリバリな土地での選択縁の可能性なぞ田舎のフィールドワークをしてみたいものだ。