優れたクリエイターについてと無意識について考えた

ちょっと前、自分がとても尊敬しているクリエイター(広告のクリエイティブディレクターというお仕事の人)さんからセンスヨスギスな広告マンを紹介して頂いた。いわゆるプランニングを生業としていて、事業に対する視点、説得力、感性、僕から見てもとても優れた人で、なるほどなあと思った次第。とても太刀打ち出来ません(当たり前だよねそれで飯を食っているのだから)
でも、その紹介してくれたクリエイターさん曰く、その人は営業に向いているのだ、と。まとめたり調整にチカラを発揮する人で、プランニングに憧れてプランナーとなっているけど、本来的には営業マンなのだがなあ、というような事をおっしゃっていた。
自分の考えでは、ぜんぜんプランナーとして超一流、なんで営業っていうのかなーとか思ったのだが、ちょっと考えて、これがクリエイターの考え方なのかもな、ということを思った次第。
ここで感じたのは視点の持ち方ということ。なにも俺が正しくてその人がズレてます、ということでは全く無くて、優れたクリエイターというものは、みんなが正しいと思うものをほら、これでしょ、と伝えるのではなくて、気づいていない無意識を掬い上げるというものだということだと思った。
もちろんプランナーだってそういうタイプもいるし、クリエイターで正確さを強みにしている人もいるんだろうけど。
あとは、その優れたクリエイターは、ほとんど自分で世界を構築しちゃうから、どんなプランナーでさえも、突き詰められたコンセプト、表現に従うのだ、という自負に溢れている、という人柄もあるのでしょうけどね。
ここまでくると、イタコ力なのかもしれないなあ、クリエイターの最後のチカラは。集合的無意識とかワードをおもいつきましたが、きちんと知らないので勉強したほうがいいかもしれませんね。

自我と無意識 (レグルス文庫)

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河合隼雄さんの本はすきで読んでます。
昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)

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