書籍探訪

クリスマス前ながらに、忘年会シーズンながらにゆとり度満載なので今日は八重洲ブックセンターで無為に過ごすなどした。特に買うつもりもなく、目的は書棚を眺めることであった。ぱらぱらと手にとって中を吟味などすることを込みでいったのではあるが、2時間と立たないうちに疲労したので、ああ知的体力というものも鍛えなくてはならないのだと思った次第。仕事後とかかばん重いという要因はあれど、やはり専門書だったり脳みそにエネルギーがいるものについては体力を消耗する。脳みそからエネグリーが消えていくのが実感されるようだった。まあ社会学とか心理学とかのコーナーでしっかり目に目次みたりちら読みしてたのだがやはり本格的な専門書はぱっぱ読めるものでもない。
2時間を迎える頃にはなんもヤル気がしなかったのだが、帰宅したらそれなりにかいふくした。多少は眠くなってうたた寝したが。
結局買ってしまい今日の戦利品はこんな程度である。

60年代のリアル

60年代のリアル

88年生まれの若造が60年代を語るというこの乖離は確実に狙われた感がある。つうか団塊ジュニアの俺世代が語るほうが筋なんだろうが、想像力だけで補うこの世代のテキストのほうがリアリティがあるかもしれないとすら思った。30Pしか読んでないけど。
音楽は自由にする

音楽は自由にする

60年代関連で陳列されていたが、坂本龍一の自伝とかちょっと惹かれた。細野晴臣のほうが見たくはあるのだがまあともかく。これは連休で読んでみたい。
ソーシャル・キャピタル入門 - 孤立から絆へ (中公新書)

ソーシャル・キャピタル入門 - 孤立から絆へ (中公新書)

社会関係資本は流行りつつあるようだ。震災以後特に。まあ今日の散策の目的はこれ関連だったのだが。未だに社会人になってさあなにか大学院まで行って学ぼうという時に、あと一歩絞り切れないのだが、テーマとしてはこのあたりなんだろうとは思っている。概念的にリストにできても、じゃあどこを掘ればいいのかというのがまだ決まりきっていないのだった。◯◯ではない、というかたちで絞れても、これである、という決断になかなか至れないのである。
社会科学的素養は身につけたいが、それを活かす場、そもそもそれを活かすという考えそのものが正しいのかすらわからない。高等遊民を気取りたいが、ライフワークにも繋げたいのでいろいろ妄想している次第だったりする。
合目的すぎるものも嫌だが、そうでなさすぎる趣味など至れないのだと思う。小説回帰はもう少し先だろうか。今更の文芸作品で修士とかってのもそれはそれであるのかもしれないが、この世界は少し見てきただけに俺みたいな半端者がコミット出来るかというとこれもまた自信がないのであった。
悩みながら、大した不幸な悩みではないのだが、年末年始はマンキューとギデンズに費やそうと思った。ああむだなゆとりというのはなんと豊穣な時間なのであらう。友達恋人いねえのか状態というくらいのゆとりぶりだがそれなりに幸福度高めな年末にはなっております。